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執筆者の写真YOSHIN-KAN

最短で黒帯をとりたい

更新日:2020年5月6日

「最短で黒帯をとりたい」って思っている人は、白帯の次は、黒帯!絶対に色帯を結ばないと決める人って多いですね!



私を含めて同じことを言った人は多いです。ただ、どの武道の師範はよく思ってくれなかったですし、「まずは日々の練習を頑張れ」って言われました。「最短で黒帯をとりたいんです。」と尋ねたら、「毎日練習をして、最低3年はかかるよ」と言われました。

心技体を育ているためには、年数で土台をつくること

私自身も入門したときに、「短期で黒帯をとりたい」と質問をしたところ、良い回答は得られず、歯がゆい思いをしたことを覚えています。ただ、武道が好きだったので、がむしゃらに稽古に励みました。黒帯という勲章より、「好きでやってきた」「自分自身の成長を感じられた」「先生や先輩、仲間のありがたみを感じられた」「試合に勝敗から、反省をして、次はもっと強くなるために努力ができた」など、今となっては、こちらのことが重要だと思うようになりました。結果、気づいたら黒帯になっていました。


勲章の数ばかり求める人は、打たれ弱い


黒帯をもっているから、試合で優勝したから、チャンピオンになったから、だから、何をやってもオールマイティというわけではないです。ただ、勲章を得たプロセス、いろいろな経験から自分がどう物事を取り組んできたのかを考えられる人のほうが、社会活動において、自分らしさを維持しながら活躍しています。何かをチャレンジしたいときに、ガンバル姿勢、人への感謝の気持ちと協力を得る、結果を求めるために何をするべきかなど、やってきたことへの自信や勲章があれば、チャレンジと結果を求めることができます。本来は、物事の発想、頑張りながら成長できる、そして、結果を出せるという総合評価で、黒帯は出すべきです。


勲章にしがみつく人、単に資格にこだわる人は、重みを感じないです。本来、アドバイスをくれる人、いっしょに協力してくれる人から敬遠され、何かを達成するための取り組みをしたときに、持久力がない人を多く見ます。それらのことに、本人も気づいていないです。時間をかけてゆっくりと、自分らしさ、物事への姿勢、チャレンジと結果を求める姿勢をもてれば、どんな社会活動でも前向きに取り組みながら、結果を出せると思います。


つまり、勲章は通過点で思える人は、黒帯は近いです。資格や結果だけがすべてと覆っている人は、黒帯は遠いです。残念ながら、資格はビジネスとなっている道場は多く、簡単に合格する武道や道場が多いです。揚心館は、道場として、人を育ている場として、真をもった級位と段位の審査を行い続けています。

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