武士道 vs 経済力(お金)
2005年公開の日本映画 『北の零年」という時代劇が公開されました。 明治政府により徳島藩・淡路島から北海道へ移住を命じられた稲田家と家臣の人々の物語です。『武士道』『武士のプライド』より『人としての生活確保』『経済力』の必要性を感じさせられる映画でした。『経済力』といえばお金です。貧乏よりもお金持ちであるほうがいいに決まっています。ロバート・キヨサキ氏は、その本質を説きました。ロバート・キヨサキ氏のお父さんは、公務員のお父さんでした。良い大学にいって、大企業や公務員になることが生活安定の方法だと説いてました。そのお父さんは、仕事上トラブルに巻き込まれ、公務員を辞めないといけなかったです。安定を選んだはずが、苦労を背負っている姿を見ました。一方、ロバート・キヨサキ氏の友達のお父さんは事業家であり、経営者でした。実のお父さんよりも、友達のお父さんの言葉に共感をもったから、彼はお金持ちになれたと言っております。
世の中の仕組みを理解していない大人は、「いろいろな経験をして、安定した仕事につきなさい」「良い高校、良い大学、大企業や公務員」「貯金をしなさい」と言います。抽象的すぎること、選択の自由という無責任な大人のエゴにはうんざりする言葉です。武士道も同じです。武士道をもてば、経済的な安定を持てるかと言われれば、それは違います。文武両道、お金の教育と大局を見ることが重要です。
ESBIですね
社会では、ESBI(E:従業員、S:自営業者、B:ビジネスオーナー、I:投資家)で成り立つと定義できます。どの立ち位置で活動するかですが、段階を踏んで、Bか、Iの立場にあり、自分が労働者にならなくても利益を生む仕組みを作りなさいということを説いています。その際、E→S→B→Iと段階を踏んだほうが深みがあり、失敗を起こさない成功者になれるということです。ほとんどの大人は、労働を提供するために、学歴を持つこと、専門家になることを進めます。もし、病気で労働を提供できなくなったら、会社などの組織から解雇されたら、どうするのでしょうか?次の労働提供先を探さないといけないです。ふと生き方の選択肢として、オーナー・投資家だったりという選択肢があることを考えるきっかけになればと思います。
ただ、家庭が資産家でない限り、オーナー・投資家の道のりは遠いです。まずは、労働者として仕事に従事し、健康維持や実務経験を積むことが重要です。道場としては、「労働提供を維持するために、健康かつ強い自分をつくりましょう」と言いたいところですが、揚心館としては、「新しい発想と行動」をいっしょに考えてみたいです。
お金持ちの村社会を知っておこう!
シリコンバレーのアメリカ企業に勤めていたときに、社長のようなお金持ちになるには「村社会の住民になる必要性がある」と言われました。「同じ幼稚園」「セレブが集まるレストラン」など、集まるところがあると言われました。
ここ最近、日本国内のエンジェル投資家と言われる村社会がいくつかできていることに気づきました。彼イグジィット(IPO経験やM&Aで会社を売却)経験があるつわもの同士。彼らは仲が良く、新しい投資先や成功事例を共有しています。成功するためには、成功者の村の一員にならないといけないわけです。
サラリーマン時代の上司もこんなことを知らず、「俺に任せておけ」ということを言ってました。外資系企業では、チームごと転職するというが多く、上司や仲間が出世すれば、お互いが誘い合い、転職が保証されるというノリです。激動な業界の変貌についていけない場合、業界や仕事の在り方が変わり、お互いがカバーする関係ができなくなります。すると、運が良ければ、終身雇用で逃げきれる。運が悪ければ、会社が倒産や行き場がなくなる可能性もあります。これが労働を提供するということです。
サラリーマンの投資運用は、株や先物取り引きなど、個人でできるものが多いです。しかし、失敗者が多いです。成功者集団をつくれない方法、つまり、村社会がないからです。無論、FXや株で儲かって投資家になった人もいますが、多くのケースは、ESBIのプロセスを積んだ人です。成功者の村社会は、新しい情報が飛び交い、社会がどう流れ、どういうビジネスが成り立ち、それを議論し、イケている人が成功の共有をしています。博打でも、運でもなく、村社会に入れば、見えない情報が入ってきます。
その成功者の村社会に入るには、普段からの精進と実績、それと同時に、ゴールを設定することです。その基本的な発想を考えられるのは「金持ち父さん 貧乏父さん」です。
武士道を学び、お金も学ぶ
多くの人は、何もないところからスタートするわけですから、人間性を磨き、多くのチャンスとトライ、そして、実績を積み、イグジィット経験を持つことかと思います。失敗をしないためには、成功者を味方にすることです。また、成功者の言葉や空気をもとにすることです。
労働者は、資格にこだわり、競争を好む方向へ向かいます。利益を生むお金持ちは、『チャンスをどう得るか』にこだわります。
どんな道を究めるにも、1つ特技として、空手道やキックボクシングを極めなら、自分を常に磨くことはお勧めです。
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