2021年、渋沢栄一の大河ドラマが始まり、渋沢栄一について、学習させてもらう1年になりそうです。
「士魂商才(しこんしょうさい)」・・・。
もしかして、揚心館が目指すミッションだと思いました。格闘技や武道を続けていると、試合での勝負の優劣で、すごいとか、すごくないとかを判断されやすいです。
折角、勝敗にこだわってきたのに、それを他の物事へ転換ができない人が多いと感じています。
勝負事にこだわる人は、一歩間違うと、「浮華(ふか) : うわべばかりが華やかで、実質が伴わないこと」「軽佻(けいちょう) : 考えが浅く、調子にのって行動する様子」「小才子(こざいし) : ちょっとした才知のある者」になってしまいます。
そして、「勝てばなんでもよいでしょ!」っていうのも違います。勝ち方の本は、戦国時代やサムライの歴史を見ていても、大義名分、道理、道徳のような総合力が必要です。これが長い目で、物事を継続させるコツです。また、良い勝ち方と、悪い勝ち方、負けたとしても、意味がある負け方など、総合的なことが必要です。
それをいかに社会活動で生かすか!空手道やキックボクシングで得た士魂を、社会活動でどう生かすのかを追究するのが「揚心館」です。
参照 : 合本・渋沢栄一『論語と算盤』『青淵百話』『雨夜譚 自伝渋沢栄一』
“道徳上の書物と商才とは何の関係がないようであるけれども、その商才というのも、もともと道徳をもって根底としたものであって、道徳と離れた不道徳、欺瞞(ぎまん)、浮華、軽佻の商才は、いわゆる小才子、小利口であって、決して真の商才ではない。ゆえに商才は道徳と離るべからざるものとすれば、道徳の書たる論語によって養える訳である。”
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