古武道・現代武道・格闘技において、重心の置き方に対する考え方が違います。古武道だと重視が落ち、踏ん張るような構えがあります。戦場や足場の悪いといった地形にあった踏ん張り方が重視されてきました。一方、現代武道や格闘技の場合、フットワーク、つまり、足の運び方、足さばきが機敏に動けるような構えを想定しています。平面でいかに効率よく動けるかという追究をします。雑談ですが、古武道の『地の利』は、1対複数で考えます。狭いところで1対1で戦える場所、森林、壁、狭い道などを考えます。キックボクシングやボクシングの場合古武道の『地の利』は、リングのロープの弾力を使ってうまく使います。
本題ですが、キックボクシングとボクシングは共通点はあるものの、足技の違いから、構え、フットワーク、攻撃、受けなど違いがでてきます。大きな差異はないように見えますが、ここでは「違うんだ」ということを知っておいてください。
キックボクシングの構え
後ろ足に重心を載せることにより、左の蹴りが出しやすく、また相手の蹴りをカットしやすいです。自分の顔面が通常の構えに比べて遠くなり、そして前に出したガードが相手の攻撃を阻むことができます。結果、視界も広くなり、相手の動きも見やすくなるため、非常に防御に優れた構えになります。脇を開けることで、相手の肘打ちをガードしやすくなっているところも特徴です。
【初心者向け】キックボクシング・構えの基本講座(ソース源:宍戸祐太Yotube)
ボクシングの構え
超基本編!構え方&ジャブの打ち方(ソース源:京都西院ボクシングジムYoutube)
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