揚心館本家は、現代における御留流。一般公開のスポーツ道場ではなく、責任を担う立場の方のための、非公開・少人数制の特別稽古です。日本武道を通じて、規律、礼法、身体感覚、判断力、胆力 ―― そして、レガシーを継ぐ者としての精神性を育てます。
御留流(おとめりゅう)とは、かつて藩内・限られた者にのみ伝えた流派の呼び名。揚心館本家は、この伝統的概念を現代における選び抜かれた稽古として受け継いでいます。
松濤館岡野派(1942)から始まった実戦の系譜 ―― 故・長友克三率いる自顕会・相模ジム(1972)、野崎会館(1982)、揚心館本家(2000)へと続いたその重みは、すべての人に等しく渡せるものではありません。技を扱う者の姿勢、志、人格、社会的責任、信頼関係 ―― これらを総合的に判断したうえで、はじめて伝えられるものです。
揚心館本家は、現代日本において極めて稀有な「御留流」として、ファミリーオフィス、創業家、経営者、士業、専門職、指導者、成人後継者など、社会的責任を担う方を主な対象としています。閉鎖性ではなく、扱う側の責任に基づく選択です。
本プログラムは、責任ある立場にある成人 ―― 経営、家系、組織、社会において、自らの軸を整え、判断と胆力を養うべき方を対象としています。
資産・家系・レガシーの継承を担う立場の方。プライバシーと機密性を前提とした稽古環境。
創業家・オーナー家の成人後継者。家業・資産・名を継ぐ者としての精神性を育てる稽古。
責任ある立場で意思決定を担う方。圧力下での判断、相手との距離感、自己規律を体得する稽古。
ファミリービジネス、組織、社会の次世代を担うリーダー。自分の軸を作り、責任を引き受ける準備として。
法律家、医師、教育者など、専門と責任を持つ立場の方。礼節、判断、自己統制を磨く稽古。
日本武道、礼法、武家社会の精神を、本格的に学びたい成人の方。海外在住の方も対象。
御留流の稽古は、技を覚えることのみを目的としません。身体、距離、判断、礼節 ―― それらを統合した「武道」として、段階的に伝えていきます。
御留流に定型のメニューはありません。ご立場、ご経験、目的、ご家族・組織のニーズに応じて、三つの稽古形式からお選びいただき、稽古内容は宗家との対話のなかで誂えてまいります。
どの形式をお選びいただいても、
稽古はあなたに合わせて、誂えられます。
本部稽古に加え、ご希望に応じて出張稽古も承ります。ファミリーオフィスの所在地、ご自宅、別荘、ホテル、海外 ―― ご状況とご要望に合わせて、稽古の場を整えます。
揚心館本家の道場での稽古。武道の場として整えられた空間で、礼法・基本・対人稽古まで、本格的に行います。継続稽古の中心となる場です。
ご指定の場所への出張稽古を承ります。ご多忙な方、プライバシーを重視される方、ご家族でまとまって稽古されたい方、海外在住の方のために、ご要望に応じて稽古の場を整えます。
御留流は、ご希望のすべての方にお伝えできるものではありません。お申し出をいただいた後、慎重に拝読のうえ、面談・試稽古を経て、ご縁を結ぶかどうかを、双方で判断させていただきます。
御留流は、技を伝えることが、人格を伝えることでもあります。揚心館本家が、稽古者に問い、稽古者と共に育む、五つの徳。
御留流は、すべての方をお迎えする場ではありません。
以下のような方には、ご縁がないものと存じます。
技や流派を知識として収集することを目的とされる方は、
私どもの目的と方向性が異なります。
御留流は「知る」場ではなく、「身体に刻み、責任を担う」場です。
段位や指導者資格は、本来 ―― 修行の過程に自然と備わる付随物であり、
目的そのものではありません。
それらを「コレクション」として求める方には、
残念ながら、私どもの場ではご期待に応えられません。
選手育成・競技参加・試合勝利を目的とされる方には、
別の場での稽古が適しています。
御留流は、勝負の場ではなく、人生の場です。
私どもがお迎えするのは ――
責任を担う立場の方が、人生の一部として武道に向き合う ――
そのご縁を求める方々です。